幼稚園の願書提出の時期まであと少し。
働くママの中には、保育園ではなく幼稚園に通わせたいと考える方もいるのではないでしょうか。
実は我が家の長男も幼稚園出身です。
今日はママが働きながら幼稚園に通わせることについて考えてみたいと思います。働くママの視点でメリット・デメリットもまとめていきます。
Contents
我が家の幼稚園事情
我が家がなぜ長男を幼稚園に通わせることになったのかを、導入にお話させていただきます。
ズバリ!!「引っ越し」が要因です。
市区町村をまたいでの転居 かつ 育休中 ということで、到底、認可保育園に入園させられないタイミングでの引越しでした。(当時長男は3歳児クラス)
選択肢としてあったのは、
・無認可保育園に入園
・幼稚園に入園
・家庭保育(半年のみ、その後保育園か幼稚園に入園)
の3つ・・・
ずっと保育園児だったので今さら家庭保育はないなと、早々に選択肢を2つに絞り、悩む日々。
引越し前には毎日のように転居先に通い、無認可保育園と幼稚園をモーレツに見学しました。
結局、幼児の数が極端に少ない無認可保育園に預けるイメージが湧かず(認可園に転園できる保証もないですし)、幼稚園を選ぶのでした。
ここではさらっと書いていますが、幼稚園の途中入園の交渉もとても大変でした…
保育園と幼稚園の違い
一番の違いは、
保育園→厚生労働省の管轄、つまり保育(児童福祉)である
幼稚園→文部科学省の管轄、つまり教育
であることでしょうか。
ただ、働くママにとって一番大きい違いは、
保育園→夜まで預かってくれるところ
幼稚園→14時過ぎには終了
という、時間的な問題ではないでしょうか。
以下が簡単にですが、わたしなりに保育園と幼稚園の違いをまとめたものになります。
保育園 | 幼稚園 | |
管轄 | 厚生労働省 | 文部科学省 |
設置団体 | 地方自治体・社会福祉法人・企業など | 地方自治体・学校法人など |
先生 | 保育士 | 幼稚園教諭 |
保育日数 | 規定なし 年間300日程度 (日・祝・年末年始のみ お休みの園がほどんど) | 39週以上 (春夏秋冬に休暇あり) |
保育時間 | 18時まで (20時・21時くらいまで延長保育あり) | 14時くらいまで (預かり保育実施園あり) |
幼児数 | 比較的少数 | 少人数 〜 1学年150人を超えるマンモス園もあり |
お昼 | 給食あり (認可園ならば園内調理) | 給食orお弁当 (給食は園内調理とは限らない) |
親の園への関与 | ほぼなし (父母会がある園もあり) | 父母会・クラス役員・係など 保護者が機能している |
働くママでも幼稚園に通わせられるのか?
さて本題です。
「働くママでも幼稚園に通わせられるのか?」
答えは…
できます!
ただし預かり保育の体制さえ整っていればという条件付きです。
我が家は引越しの問題で最終的には幼稚園に通わせ、働きながら幼稚園を卒園させました。(積極的に幼稚園を選んだのではありませんが……)
しかし、楽々通わせたのは育休中の半年程度で、復帰後は片道1時間ちょいの通勤、次男の保育園のお迎えもあったので、なんとかやりくりをしたのも事実です。
幼稚園でよかった点/辛かった点
幼稚園を検討されている方のために、メリット・デメリットも書かせていただきますね。
参考にしてみてください。
よかった点
入学早々、小学校生活にすんなり馴染んでくれた
マンモス幼稚園だったこともあり、大勢の同級生がいて、その中で集団生活を送ることに慣れていました。
モジモジ派の長男にとっては、人数規模の面で小学校で環境変化をあまり感じずに済んだのでは!?
机について取り組むことに抵抗がないのも幼稚園の影響だと思います。
お友達のママが働いていない環境に慣れていた
幼稚園で預かり保育をしていたので、自分のママは他のママと違って仕事でお家にいないということを小さいなりに理解してくれていたのだと思います。
小学校に入っても、お友達のママが仕事をしていないこと、放課後一部のお友達だけ学童に行くこと、その環境は慣れており抵抗がなかったようです。
辛かった点
毎日のお迎え
長男が通っていた園では、預かり保育の場合は降園時の園バスがなく、保護者が迎えに行かないといけませんでした。
特に雨の日は電動自転車を控えていましたし、長期休みだと登園時の園バスも出ないのでキツかった…
次男が通う保育園と距離があったのも辛さを増していました。
親の関わりが子どもに影響してしまうこと
まだ幼児。子ども同士の仲の良さも重要ですが、やはりママ同士のお付き合いがモロに子どもに影響してしまう歳です。
わたしは平日週5で勤務していましたので、降園後に他のママと遊ぶことが全然できませんでした。(たまに飲みに行ったり、ランチできるママはいましたが)
子ども同士はいつも仲良く遊んでいましたが、長男に幼稚園で絶対的な存在のお友達ができなかったのは、わたしのせいもあると思っています。
振り返ってみますと、働きながら幼稚園に通わせることは、よかった点も多いですし、辛かった点も多かったと感じます。
そして、わたしにとっては専業主婦のママを身近に感じる環境となり、それまで以上に尊敬するようになりました。
まとめ
いかがでしたか?
保育園がいいか、幼稚園がいいか、一概には言えませんよね。
重要なのは、お子様の性格とママ・パパの負担を考えて、自分の家族に合った選択をすること。
幼稚園を選ぶ場合に重要なことは幼稚園は働くママ向けに設計された環境ではないということを覚悟することでしょうか。
この覚悟と預かり保育さえ整っていれば、働くママであっても幼稚園に通わせることは可能です。
今後、働くママが幼稚園を選ぶ際の注意点についても記事にしたいと思っています。