今年もたくさんのワーママが復職する時期がやってきますね。
コロナで復職が遅れている方も多かったりするのかな・・・?
大学を卒業して17年、ワーママとなってから9年。
まさかワーママを辞める日が来るとは・・・
わたし自身がびっくりしています。
今日はワーママを退職して思うことを綴ります。
誰のためにもならないかもしれないけれど、こんなママもいるし、こんな生き方もあるよってことで記録に残します。
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ワーママ9年で会社を退職しました
わたしがワーママとなったのは2011年4月。
冬生まれの長男を1歳クラスで保育園に入園させた時です。
そこから途中2人目の育休を挟んでいますが、ワーママとなってちょうど9年が経過しました・・・
後述しますが、この9年の中にはたくさんの葛藤と挑戦がありました。
退職の決め手は子どもの成長をもっと見たい想い
今回ワーママを辞めたのは「子どもの成長にもう少し寄り添いたかったから」です。
フルタイムで子どもたちと夕ご飯を食べれないことは大きなストレスとなっていたし、長男がまだ親を相手にしてくれる年齢のうちに時間を作りたかった・・・
子どものことに目が届いていないということを、自分でも胸が痛いくらいに気づいていました。
一般的には、育児と仕事の両立について「子どもが大きくなって数年踏ん張れば」とか言われることも多いですし、わたし自身、子どもに寄り添えていない事実に目をつぶったり、気付いていないフリをして走り続けることもできたと思います。
でも、このまま走り続けたら絶対後悔するという気持ちだけで退職を決意しました。
今、会社員という立場を辞めてしまって、もしかしたら2度と正社員に戻れないかもしれません。
退職したことにより生涯年収も大きく変わるかもしれません。
しかし、お金では買うことのできない大事なものが手のひらからぽろぽろこぼれている感覚を、わたしはどうしても払拭できませんでした。
そもそも、そんな感覚は会社では全然関係がなくて・・・(当たり前ですが)
子どもとの時間を確保するために残業なしでと握ったはずなのに、いつしかないことになっていました。
会社で退職を申し出た時も転職かと思われたんですよね。
「子どもと時間を作りたくて」と話して、一応わかってもらった様子だったけれど・・・
「ここはママが働くなら悪くない条件だ」と言われて・・・
「やっぱりわかっていないじゃん」と思ったものです。
会社や上司のことを悪く言うくらいなら自分で改善して行きたいと思ってはいたものの、最終的に「ここで大事な”今”という時間を費やすべきではない」と判断しました。
ワーママの大変さ、時間のなさは、理解してもらおうとも難しいのだと思います。
であれば、
自分がどう生きるのか
自分がどう生きたいのか
ということを軸に進むしかないのだと痛感したのでした。
時短勤務とフルタイム勤務 両方経験して思うこと
時短からフルタイムに切り替えた経験がある身として思うことをまとめておきます。
2011年春に育休から復職した際は時短勤務しか選択肢がなかったんですよね。
なぜなら当時在籍していた会社は、全社で終電が多い会社だったから。
復職時にフルタイムを選ぶということは、母親業ができない(≒退職)を意味していました。
当時は
「ママになったんだから他の会社に雇ってもらえるわけがない」
「この会社で生きて行くしかないんだ」
と思ったものです。
そんなこと決してないんですけどね・・・
そこから一念発起してワーママ転職!
さらに色々あって転職を繰り返し・・・(ここでは割愛)
最終的には事業会社にてフルタイムで事業企画担当となっていました。
この時期は通勤も片道1時間半、子どもたちの登校も見送れない、夕ご飯が食べられない状況でした。
時短には時短の、フルタイムにはフルタイムのメリット・デメリットがありますが、時短勤務とフルタイム勤務を両方経験して思うのは2つ。
1つ目として、いきなりフルタイム復帰できるくらいの環境を独身時代に作れたらベストだったなということ。
独身時代にたくさんのワーママを身近で見て、その様子から自分にベストと思われる道を独身のうちに切り拓いてライフイベントに備える賢さが必要だったんだろうなと思います。
そうしたらいきなりフルタイム勤務も可能だったのではと。
育休後は誰かの歩んだ道、つまり轍の上を歩むのがよかったと。。
わたしの場合、妊娠時に勤めていた会社が大きくなりはじめたベンチャーだったこともあり、社内にママがいなかったんです。
その分、前例がなく「モデルケースとして期待している」という言葉もいただけることは多かったのですが・・・
見習うママ社員もいなかったし、「例を作るためのエネルギー」が必要なことが多かったんですよね。
査定でも例がない制度がないことで、随分不利な形になりましたし。
轍の上を歩むというと面白くないように感じますが、ただでさえ忙しいワーママ。
ツマラナイことでエネルギーを使わず、よい例をトレースすることで、余ったパワーを別のことに使えたのでは?と思うのです。
自戒ですね。
また、一般的にいきなりフルタイム復帰しておけば、マミートラックもだいぶ防げるのではないかと思います。
ネガティブ発言が続いてしまいましたが、逆に「後輩に対して例を作る」という意味では、大きな役割を果たしたと自負はあります。
もうひとつが、子どもの成長や心配ごとは日々変わるということ。
家庭の状況に合わせて、時短勤務とフルタイム勤務を選ぶ柔軟性を自分に持ち合わせる必要があると思っています。
これはママ自身の気持ちの問題ですね。
仕事に一生懸命になる時期・・・
子ども優先でいく時期・・・
ワーママである以上、タイミングごとに仕事に注力したり、子どもに寄り添ったり、自分の気持ちと仕事を変化させる覚悟と能力を身につけることが大事です。
会社の規則的にもいつでも勤務形態を切り替えられるように調整しておくことが必要ですね。
その他にも、「ワーママ」と一言で言っても、ママを取り巻く環境は十人十色なわけで。
同僚ママがフルタイムで勤務できても、自分にフルタイムができるとは限らないのです。
(その反対ももちろん)
子どもの年齢
性別
性格も違えば、
住んでいる場所
子どもの兄弟構成
ご主人の仕事の状況
実家(義理の家)が近隣にあるかどうか、
などなど
10人ママがいれば10人状況が違う。
このようなことを自分に腹落ちさせておくことも重要だったりします。
リモート勤務も経験!
先ほど時短勤務とフルタイム勤務について書きましたが、わたしはもう一つの働き方「リモート勤務」も経験しています。
現在は、コロナの流行によりリモート勤務も珍しくなくなりましたが・・・
スタートアップ企業でマーケターを担当していた時期には、週4で在宅・週1出勤というスタイルを取っていました。
ここでの働き方がわたしの働く価値観を変えてくれたといっても過言ではありません。
リモート勤務は自由と責任が常に隣り合わせであること。
時間ではなく成果で評価されるのが当たり前で、スタートアップだったこともあり自分の動きが売り上げに直結することを身を持って知ることができました。
会社に所属せずに動いてみたら新しい世界が見えるかもしれないと、思えたのはスタートアップでの経験によるところが大きいです。
わたしの場合、リモート勤務を狙って転職したのではなくご縁でしたが、まだ見ぬ働き方にドキドキもワクワクもありそうだなと、この経験から期待しています。
専業主婦ときどきフリーランスへ
さて、会社を退職して今1ヶ月が経過しました。
この記事を書いている今は、コロナ騒動で前代未聞の騒ぎとなっています。
退職と同時に小学校も休校となり、子どもたちとべったりの生活となりました。
専業主婦として子どもに寄り添いながら、この先フリーランスとして出来ることを考えています。
繰り返しになりますが、想いは下記に尽きます。
自分がどう生きるのか
自分がどう生きたいのか
ということを軸に進むしかないんですよね。
お読みいただき、ありがとうございます。
本ブログではワーママの処世術や転職についても綴っています。ぜひ読んでいってくださいね♪