わたしがママになってからの転職に興味を持ったとき、一番腰が重かったのが履歴書・職務経歴書の用意でした。
棚卸しをして、文字に起こして…という一連の作業はもちろん、転職の意図に合い、意志を持った文章にするというのは本当に骨が折れる作業だと思ったのです。
そんな想いをしたからこそ、働くママならではの履歴書・職務経歴書のポイントをお伝えします。
Contents
応募書類の重要性
昨今の転職市場において、書類選考の通過率は2割と言われています。
この書類選考を通過しないと希望する企業に足を踏み入れることさえできないということになります。
面接の場まで行かないことには内定ゲットもならないのです。
2割って厳しいーーー!
もし経験・実力が求められているもの以上のものを持っていたとしても、応募書類にその内容が適切に落とし込まれていなければ、書類選考で落とされます。
逆に書類に適切にポイントを押さえることで通過率がぐんと向上する可能性があります。
転職エージェントのキャリアアドバイザーとお話していても、「まずは書類通過頑張りましょう!」と言われます。
だたでさえ厳しい書類通過、30歳過ぎるとより厳しい状況となるため、上記のような話となるようです。
最初の関門は書類通過だと心得ておく必要があるでしょう。
わたしも転職活動をしてみて「1回目(20代)の転職の時は書類で落とされることなんてなかったのに~」と思ったものです。
読まれる履歴書の書き方
履歴書の記入欄のうち、抜粋してポイントを書きます。
PCか手書きか
まず悩んだのが、そもそもPCで作成するか手書きにするかでした。
ALL手書きにするのが無難かと思いましたが、1枚書くのに時間がかかる…
転職活動は子どもが寝静まってからでないと着手できなかったので、1枚書くのでも一苦労。
修正液を使用するのはNGなので、一文字でも間違えたらまたやり直しだと思うと、夜中にヒヤヒヤしながら書いていました。
流石に毎回手書きは辛いので、活動開始早々に「会社のカラーに合わせてPCにするか手書きにするか変える」という方法に落ち着きました。
ITが進んでそうな企業はPC、まだ昭和の香りがするような企業は手書きというような判断です。
転職エージェントを通じて応募する場合は、電子ファイルで履歴書をやり取りすることも多いのでPC版のみで完結する場合も多いと思います。
証明写真
人は見た目が9割なんて言葉もあるくらいです。手は抜かずにフォトスタジオでの撮影をオススメします。
日頃から証明写真を撮影するプロですから、お任せするだけで身なりや背景などポイントを押さえた写真にしてもらえます。
志望動機欄
使用するフォーマットによって志望動機欄のあるものないものがあると思います。
応募する企業によって志望動機の有無も使い分けていました。
以下参考にしてください。
●志望動機あり
・自己応募の場合
・面接時に持参する場合
●志望動機なし
・転職エージェントに提出する場合
・短文でうまく纏まらない場合w
志望動機を記載する場合は、志望する理由だけでなく、その企業で自分のスキルがどう活かせるかを織り交ぜてくださいね。
趣味・特技
自分らしさを伝えるのに有効です。
わたしの場合、珍しいダンスと主婦らしい趣味を書いています。主婦らしい趣味とは「収納・整理」関連なのですが、これが意外と話題に上りやすいのです。
面接官の方も家庭を持った方だったり、女性の方だと「具体的にどんなことをしてるんですか?」と聞いてくださいます。
そこで自分なりの工夫やこだわり、どんな気持ちで取り組んでいるかお話することで、自分らしさをお伝えできると共に、面接官の方には仕事でも自走できる人だとイメージしてもらえるようにしています。
本当に思惑通りにイメージを持ってもらえているかは謎ですが、自分なりに仕事に繋げるよう意識はしているということです。
ママになってから趣味の時間なんて取れないわと思うのではなく、日常の些細なことでも良いので企業にアピールできることはないか考えてみましょう。
通る職務経歴書の書き方
忙しい人事担当者。1名枠の募集に何百倍の応募があることもあるそうですから、まずは読んでもらえる内容にすることがが最重要。
「職務要約」だけ読んで終了なんてことにならないよう、隅から隅まで気を抜かずに仕上げる必要があります。
棚卸しがしっかりできていればあとは、職務経歴書の基本項目に則って文章にするだけ。そのために最初に棚卸しをしっかり…と言いたいところですが、それが難しい。
ということで、わたしがどのように棚卸ししたかを書きたいと思います。
職務経歴書を書くための棚卸し方法
順序を立てて整理していきました。
- 時系列で経歴を整理
(携わった期間と業務内容、役職などを箇条書きで書き出す) - 上記で整理した各業務においてスキル、経験、自分の想いを整理
(強み、どんな知見が備わったか、自分の役割に対してどのような思いで取り組んだかなど) - 上記で洗い出されたワードを基に、自己PR、なりたい姿などを整理
(目指す方向に自己PRが紐づく形となるようにストーリー作り)
このような流れです。…と言っても一発でこれができたわけではありません。
何度も何度も読み直して修正を加え、転職エージェントでの面談時にキャリアアドバイザーさんに指導を仰ぎ、振り返ってみると上記のように整理をしていたなという状況です。
わたしの経験から
・事前に自己分析をする
・一発で仕上げようとしない
・キャリアアドバイザーさんに指導を仰ぎ、修正ポイントをヒアリングする
・アップデートを繰り返す
ということも重要だと考えます。
また、転職軸も併せて整理できると◎です。こちらについては下記の記事も参考にしてくださいね。
webレジュメのポイント
押さえるポイントは基本的に履歴書や職務経歴書と変わりません。
webゆえに表組みができないため、記号などを使用しながらテキストで見せる工夫ができればOKです。
別途1点だけ時短勤務をするママに気をつけてほしい点があります。
転職エージェントのwebレジュメは、履歴書がわりとなる場合があります。webレジュメにはたいてい現年収を記載する欄がありますが、その表記に注意です。
時短勤務をしていると時短分が給与カットされていませんか?
正しい年収を記載する必要はありますが、そのまま記載してしまうと年収が低い=能力が低いのではと認識されることにもなりかねないようです。(キャリアアドバイザーさんから言われました)
そのため、備考欄に給与カットの旨を記載することをオススメします。
表記は「※現在、時短契約にて○時間勤務 給与はフルタイム時×△%にて支給」など、時間とどの程度のカット率かわかるとよりよいでしょう。
「ワーママ転職の履歴書・職務経歴書の書き方」まとめ
転職において書類通過率は平均2割。
年齢が上がれば、より通過しづらい状況があります。
そのため、思いついたことを履歴書や職務経歴書に書くのは絶対NG。
ポイントを押さえて、棚卸しをし、ブラッシュアップを重ねることで通過率の高い書類を完成させましょう。
本記事には参考となる別記事のリンクもつけているので是非参考にしてくださいね。