我が家の長男は小学4年。
長男の友達の中にも中学受験専門の塾に通う子が増えました。
早い子であれば、2年生から。
我が家は郊外ではありますが駅前に住んでいることもあり、すぐ近所に中学受験専門の塾が何個かあるので環境的にも通わせやすい立地に自宅があります。
我が家は中学受験させようか・・・
以前から考えていました。
わたしたち両親の経歴にも簡単に触れますと、2人とも私立校の出身です。
夫→中学受験組が上がってくる私立に高校受験を経て入学
わたし→中学受験し、中高一貫校に入学
こんな経歴です。
そのため、中学受験というものは意外と身近、というよりは自然に検討の余地があるライフイベント。
今日はそんな我が家が
「子どもたちは中学受験しない!公立中学に進学させる!」
と決めるに至るまでのお話です。
是非読みながらご家庭に当てはめて考えてみてくださいね。
Contents
中学受験するかしないかで考えたこと
早速ですが、実際に夫婦でした会話から、私たちがどんな視点で中学受験を検討したか整理してみたいと思います。
整理してみると大きく5つの視点で検討していました。
本人の性格
本人が前向きに中学受験、ひいては中高一貫校への進学に取り組むことができるのか。
これが一番重要な視点、そしてネックとなる点でした。
わたし自身、親の方針で中学受験しましたが、当時本当に嫌でした。
日能研への入塾も何度も拒みましたし、小学校の友達と離れたくなかった。
その経験もあったので。。。
進学の先に本人の目標・目的が見いだせるのか?
かなり重視しました。
一方で、
誘惑いっぱいの中学生活を送るより前に勉強を頑張って、進学の懸念を払拭したほうがいいのではないか?
例にも漏れず、かなりの期間考えました。
親の性格
わたしも夫も勉強には厳しいほうだと思います。
ただ勉強に厳しいのではなく、小学生は大いに遊んで、大いに勉強しなさい!という方針です。
そのため、いざ中学受験の勉強を始めたら妥協できないと考えました。
やるなら難関校を目指せるくらい、もしくは難易度・偏差値はさておき本人がどうしても行きたい学校を見つけて一生懸命にならないと・・・という感じ。
子どもを追い詰めてしまうのが想像できてしまいました・・・
現在の居住エリアと環境
通塾は近い塾だと家から100m以内という最高に負担がない環境です。
受験後の進学先については電車通学で1時間~1時間半くらいまでで検討すれば、幅広く私立校がピックアップできます。
公立中高一貫も通える範囲にあります。(とても倍率は高いですが・・・)
また受験せずに公立中学に進学する場合を考えると、周辺の校区と比較しても評判のよい中学に入学することができます。
中学受験の理由として、地元の中学が荒れているからというものもよく聞きますが、我が家の場合、評判の良い公立中の学区なので逆に選択肢は広がっていました。
どの選択肢も「アリ」のため、受験するか否かのポイントにはなりませんでした。
生活スタイル(働くママであることも含む)
両親ともに平日勤務フルタイム。
夫は毎日残業で帰宅が遅いです。
まだ親がフォローしないと成立しないとも言われている中学受験。
働くママにはちょっと厳しそう・・・
(できている人にはできているのですが、わたしにとっては高い壁・・・)
金銭面
共働きとはいえ、余裕はきっと出ないでしょう。
仕事は辞めれないなと思いました。
中学になっても高校になっても、2人ともが保育園にずっと通わせているような感覚でお月謝を払うことになるのかと少し気が遠くなりました。
(公立に進学しても塾代はありますね)
中学受験させるかさせないか検討する際にやったこと
夫婦や息子を含めた会話だけでなく、受験を検討するにあたり実際に行動してみたこともありました。
ちなみに、今思えば文化祭には足を運んでもよかったかもしれません。。。
近隣校の倍率確認
少子化とはいえ中学受験したらどこか受かるわけではないのは百も承知。
自分が受験した時代とはまったく異なる今の中学受験事情はもちろん知識を得ないと行けないし、近い学校の倍率はチェックしました。
(特に公立中高一貫校は受験検討前から倍率がすごいと聞いていたので)
近隣校の過去問購入
受験検討前から長男の性格的に創造性・想像性が必要とされているシーンに弱いことはわかっていました。
昔のように1問1答ではない昨今の受験問題を考えると、長男にも太刀打ちできそうか確認。
特に記述・論述形式の問題については、偏差値のわりに結構難しい問題もあることはわかりました。
公文の個人面談で先生に話してみる
息子は公文を習っています。
公文といえば公文国際学園も運営。
私立に進学する子も多い習い事です。
先生に面談でお話してわかったのは、受験にあたり公文を通して推薦文を通すことができること。
(対応いただけるのは一部の学校です)
中学受験準備をしている友人の子どもから想像する
わたし自身、中学受験をしたので旧友の中には自分の子どもを中学受験させるということも多いです。
(というか、ほとんどの友人が中学受験させるつもりかも)
友人の子どもの様子を見て、子どもたちに同じ様な状況ができるのかという想像をしました。
同じような生活リズムができるのか、同じように勉強に取り組むことができるのか、また親子関係ついても考えてみた感じです。
最終的には中学受験・私立進学への心配が大きくなった
これらの検討でわかったことは・・・
我が家、我が子、わたし達には
中学受験はむずかしい!!!
懸念点が多すぎる!!!
ということ。
具体的には下記の懸念が大きくなりました。
・レールを引くことはできるが、息子の性格からするとおそらく自主性や自立性を奪い取ることになるだろう
・夫婦で追い詰めてしまい、教育虐待になる可能性がある
※教育虐待とは・・・
教育熱心過ぎる親が、過度な期待を子どもに背負わせてしまい、思うとおりの結果が出ないと厳しく叱責してしまうこと
(Wikipediaより)
子どもにあった選択をしよう!
最終的に行き着くのは、「お子さんにあった選択したいですね」ということ。
・小学校のクラスほとんどが受験するから、うちの子も受験させる
・親が中学受験経験者だから子も受験する
このような選択をするのではなくて、受験の先にある目標・目的に目を向けてお子さんにとって良い選択をすることだなと思います。
我が家は公立中学に進学予定ですが、「勉強も遊びも誰よりもやろうね!」と約束しました。(できるかな・・・)
中学になったらこちらの受講も考えてます。
「中学受験をしない理由」まとめ
いかがでしたか?
我が家は受験とその先の私立進学への懸念が大きく、受験することをやめました。
が、
本記事は中学受験させるか悩んでいるご家庭において、同様に考えられる内容になっていると思っています。
もちろんご家庭、お子さんによって答えは異なります。
ご家族にとってベストな選択ができますように、考えてみてくださいね。
これはうちの子どもたちと夫婦の性格を鑑みて判断したものです。
どの子にも当てはまることではありません。
また、進学する私立の教育方針によってはのびのび指導いただけます。
こういう考えで受験しないという家庭があるという参考情報としてお読みください。