2021年1月末に突如現れたClubhouse(クラブハウス)という新しい音声SNS。数日の間にアーリーアダプタ層を中心に一気に拡大しました。
3月現在でClubhouseアプリはiPhone版しかリリースされておらず、インターフェースも英語です。正直まだ使いこなせていない人も多いのではないでしょうか。
Clubhouseを利用していると、モラルのないユーザーに出会うこともあるかもしれません。Clubhouse上ではつながりを持ちたくないユーザーにブロック機能を活用できるよう解説します。
実際に検証した結果から、Clubhouse(クラブハウス)でブロックする相手にバレるのか、逆にブロックされたらわかるのかをまとめています。
結論としては、ブロックしていることはバレます!ただし、条件があるのでブロックするとどういうことが起こるのか詳細に触れていきます。
Contents
Clubhouseのブロック機能とは
他のSNS同様にClubhouseでは「ブロック機能」があります。ブロック・ブロック解除ともに操作自体は簡単です。
ブロックする方法
ブロックする相手のプロフィールから操作します。
手順は下記の通りです。
- ブロックする相手のプロフィールにアクセス
- 右上の3つの点マーク「︙」をタップ
- 画面下から表示された「Block」をタップ
- 表示されたメッセージでも「Block」をタップ
- ブロックしたことを確認
ブロック解除する方法
ブロックを解除する場合も相手のプロフィールから操作します。
手順は下記の通りです。
- ブロック解除する相手のプロフィールにアクセス
- プロフィールに表示されている「Blocked」をタップ
- 表示されたメッセージで「Unblocked」をタップ
- 素の状態に戻る(必要があればフォローする)
Clubhouseでブロックするとプロフィールに変化はある?
すでにフォローしていた状況からブロックすると、プロフィールのフォロー数やフォロワー数などが変化するかも気になるところです。
フォロー数・フォロワー数の変化は起こります。
具体的には下記の通りです。
相手のフォロワー数が減る
自分のフォロー数も減る
相手のフォロー数が減る
自分のフォロワー数も減る
また、ブロックした相手のプロフィールを見ると「Blocked」の表示がされています。
Clubhouseでブロックするとどうなる?
Clubhouse内でたまたま出会った不快な人ならともかく、諸事情から知り合いをブロックする場合は、どのようになるか、相手からどう見えるのか気になります。
まとめると下記の通りです。
- ブロックした側のオンライン状況は相手からわからない
- ブロックした人がモデレーターorスピーカーならば相手からトークルームは見えない
- ブロックした人がオーディエンスになると相手からルームは見える
- ブロックされた人がモデレーターならばルームは見えない
- 同じトークルームに入るとメッセージが表示される
- ブロックした相手が話している場合はメッセージが表示される
- 同じトークルームに入ると相手からアイコンは見える
仕様としてはうまく考えられているものの、ブロックしていることは相手にバレる可能性はあります。
細かく解説していきます。
ブロックした側のオンライン状況は相手からわからない
Clubhouseのトップに入り、左へスワイプすると、自分のフォローしている人のオンライン状況が「AVAILABLE TO CHAT」として表示されます。(並び順はオンラインとなった順)
ブロックした相手からあなたがフォローされていても、相手のオンライン表示にあなたの状況は表示されません。
ブロックした人がモデレーターorスピーカーならば相手からルームは見えない
Clubhouseに入るとトークルームがずらっと並んでいます。自分がフォローしている人が入室しているトークルームが表示される仕様です。
ブロックしている相手からフォローされていると、相手のトークルームの表示欄に自分がいるルームが表示されているのではないか?と不安になりますよね。
実際、相手からはあなたが「モデレーター」か「スピーカー」ならば見えません。あなたが話しているルームへの参加を防ぐことができます。
たとえ自分と同じルームの参加者がブロックしている人を呼び出しても、ブロックしている人に通知は届きません。同様に、トークルームを作成しても通知されません。
「モデレーター」か「スピーカー」をしている際には、ブロックしている側にやさしい仕様になっています。
ブロックした人がオーディエンスになると相手からルームは見える
自分が「モデレーター」か「スピーカー」であれば、相手にトークルームは表示されませんが、「オーディエンス」になると相手からルームは見えるようになります。
「オーディエンス」になることでブロックしている相手と同じ立場となるからです。
ブロックされた人がモデレーターならばルームは見えない
一方、ブロックされた人が「モデレーター」をしているトークルームはブロックした側からは見えません。
ブロックしている人が管理するルームにうっかり入ってしまうことは防がれています。
同じルームに入るとメッセージが表示される
ブロックされた人が「スピーカー」の場合、もしくは「オーディエンス」という立場同士になれば、自分とブロックしている相手がいるトークルームで鉢合わせしてしまうことも考えられます。
同じルームに入ってしまった場合は、ブロックしている側に「Someone you have blocked is in the room.」(あなたがブロックした誰かが部屋にいます)というメッセージが表示されます。
ブロックした相手が話している場合はメッセージが表示される
同じトークルームに入室し、ブロックしている相手がスピーカーをしている場合、「Someone you have blocked is a speaker.」(あなたがブロックした誰かがスピーカーをしています)というメッセージが表示されます。
同じルームで会話することを防止してくれます。
同じルームに入ると相手からアイコンは見える
同じトークルームに入ることができるパターンについて述べてきました。同じ部屋に滞在した場合はいずれも、ブロックした相手にあなたのアイコンは表示されています。
Clubhouseでブロックされるとどうなる?
反対に、自分がClubhouseでブロックされているのではないか、ブロックされたらどうなるかについてもまとめました。
- ブロックした人のオンライン状況はわからない
- ブロックした人がモデレーターorスピーカーならトークルームは見えない
- ブロックした人がオーディエンスになるとトークルームは見える
- ブロックした人がいるトークルームに入ろうとするとメッセージが表示される
基本的にブロックした側に都合がよいように考えられています。ただし、状況により、ブロックされている側にブロックしていることがわかってしまいます。
ブロックした側のオンライン状況はわからない
ブロックされていると自分をブロックしている人のオンライン状況はわかりません。
Clubhouseトップで左にスワイプすると表示されるオンライン表示に自分をブロックしている人は表示されません。
ブロックした相手からすると見られたくないからです。
ブロックした側がモデレーターorスピーカーならルームは見えない
自分をブロックしている人が「モデレーター」か「スピーカー」をしている場合、トークルームは見えません。
ブロックしている人が「モデレーター」「スピーカー」「オーディエンス」のどの立場であろうとも、同じルームの参加者が呼び出しても通知は来ません。ブロックしている人がトークルームを作成しても通知されません。
ブロックした側がオーディエンスになるとルームは見える
ブロックした人が「オーディエンス」になると、自分と同じ立場となるためトークルームは見えるようになります。
したがって、同じトークルームに入室することができます。
ブロックした側がいるルームに入ろうとするとメッセージが表示される
ブロックされているとブロックした側のルームは見えませんが、第三者のオンライン状況を経由してルームにアプローチすることはできます。
ブロックした側が入室しているトークルームに入ろうとすると、メッセージ「That room is no longer available.Try starting a new one instead?」(その部屋は利用できません。代わりに新しい部屋を始めて見てはどうでしょう?)が表示されます。
つまり、上のメッセージが出ると、該当ルームにいる誰かにブロックされていることがわかってしまうのです。第三者の立場やトークルーム名から、誰からブロックされているか予想がつく場合があるので注意しなくてはなりません。
Clubhouseでブロックが相手にバレる状況
ブロックしたという通知は他のSNS同様に通知されません。自分が相手をブロックして即バレるということはないよう設計されています。
ブロックしていることがバレてしまうのは、ブロック相手が下記の4つのいずれかに気づいた時です。
- ブロック相手のフォロワー数・フォロー数が減っている(元はフォローしていた場合)
- あなたのプロフィールを見て「Follows you」が表示されていない(元はフォローしていた場合)
- あなたのオンライン状況が表示されない
- トークルームに入室しようとしたら下記のメッセージが表示された
「That room is no longer available.Try starting a new one instead?」
そのため、少人数のコミュニティーや友達内でブロックするのは非常にバレやすく、注意が必要です。
プロフィールの!マークは共有ブロックリスト
Clubhouse内を歩いていると、プロフィールに「!」マークが表示されている人に出会うことがあります。
「!」マークは多くのユーザーからブロックされているということを表しており、「共有ブロックリスト」と呼ばれます。「!」マークが付いていることで、迷惑行為をする可能性のあるユーザーだと認識することができます。
「モデレーター」や「スピーカー」をする頻度が高い人はブロックされる可能性も高いので、現段階では目安として捉えれば大丈夫です。
「Clubhouseでブロックすると相手にバレる?されるとわかる?」まとめ
ブロックした立場とされた立場からClubhouseの仕様をまとめました。ブロックする側に優しい仕様にはなっているものの、下記のようにブロックすると相手にバレるシーンはあります。
- ブロック相手のフォロワー数・フォロー数が減っている
- あなたのプロフィールに「Follows you」が非表示
- あなたのオンライン状況が非表示
- トークルームに入室時に入室不可のメッセージが表示される
特に少人数のコミュニティーでブロックするとバレやすいため、トラブルを生じることがあります。
一時的に聞かれたくない内容であれば、ブロック自体も一時的なものにする、もしくは鍵部屋(招待した人のみ入れる部屋)でトークするのがおすすめです。